むくみと炎症の関係

アロマを受けに来られるお客様の多くがむくみを持っていらっしゃいますが、そのようなお客様のむくみを改善するにあたって、まず、なぜむくみが起きるかわからないと効果的にむくみを解消することは出来ません。
むくみは、静脈やリンパの働きの低下で起きる場合もあれば、炎症で起きる場合もあります。炎症というのは、「疼痛・腫脹・発赤・熱」が起きている状態で、このうちの腫脹がむくみにあたります。

では、炎症はなぜ起きてくるのでしょうか?
炎症は組織が損傷されたときの修復・治癒のプロセスとしても起きますし、感染やアレルギーなどの免疫反応でも起きます。
花粉症のときは鼻や喉の粘膜だけでなく、顔もむくみますし、アトピーでは皮膚がむくんでいます。自己免疫疾患のリウマチなどでは自分自身の関節で炎症が起きて、手足の関節がむくんできます。

炎症の場では、マクロファージや顆粒球が活性酸素を使って異物や損傷した細胞などを貪食、破壊しています。
活性酸素は身体を細菌などの外敵から守るためには私たちの身体にとって不可欠なものなのですが、過剰になればまわりの細胞にも酸化ストレスを与えて傷つけたり老化させたりしますので、両刃の剣と言えます。

そして、炎症が長い間続くと繊維芽細胞が刺激され、膠原繊維(コラーゲン)を過剰に生産する結果、組織が繊維化します。
アトピーの皮膚が硬く、肥厚してくるのはそのためですし、肝炎などでは肝臓が繊維化し肝硬変となります。
また、リンパ浮腫では真皮や皮下組織にたんぱく質が貯留する結果、組織に炎症が起き、放っておくと繊維化し、皮膚が硬くなってきます。

ところで、ストレスは交感神経を亢進させます。
するとマクロファージや顆粒球が活性化され、アレルギーやアトピー、自己免疫疾患の症状も悪化しやすく、痛みやかゆみも起きてきます。
副交感神経を優勢にするようなリラックスするタッチや精油(もちろん抗炎症作用があればさらによい)を選ぶと、活性酸素の発生も抑制され、痛みやかゆみが緩和するのです。
また、リンパ管の壁の平滑筋にも交感神経の分布があるため、ストレスや緊張によって交感神経が亢進するとリンパ管の平滑筋が収縮した状態になってリンパ管が細くなってしまうため、リンパ液を運ぶ機能も低下してしまいますのでむくみやすくなります。

むくみはまた、見た目に美しくないという、外見だけの問題ではないのです。
むくむと細胞と毛細血管の距離が広がってしまい、血管からの栄養や酸素も細胞に届きにくくなり、また、細胞からの老廃物も速やかに除去されずに間質に溜まった状態になってしまい、細胞レベルで身体が弱ります。
皮膚には特に顕著にその影響が出ます。

また、過剰な水分は身体を冷やし、滞って澱んだ水は気の流れを邪魔するようになります。
むくむと身体が冷え、重く、疲れやすく、肩が凝りやすくなるなど、悪いことだらけです。
ですので、アロマのトリートメントでもリンパの流れを促進するようなエフルラージュもたくさんとりいれると、余分な水分が排出され、身体が軽く、元気になってきます。
もちろん、もっともむくみを効果的に解消してくれるのはドクターボッダー式リンパドレナージ(MLD)です。

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